この記事は、以下に該当する方にぜひ読んでいただきたいです!
- これから(今も)基本情報を勉強する
- どの選択問題を選ぶか迷っている
- 受験結果と過去問結果が知りたい
- 勉強時間が知りたい
題名にもある通り、1回目の受験では午前、午後ともに合格点数を取ったにも関わらず、不合格となりました。いやー、自分に非があるとしてもこれは辛かったです。。。
不合格になった理由は最後におまけとして書いておきます!笑
2回目受験をして正式に合格となりました。
この記事では1回目に合格点数を取った勉強方法、書籍や教材について記載していきます。
試験結果
基本情報は受験後すぐにスコアが確認できます。
午前
午前は画像の通り、71%でした。
分野による偏りがすごいですね、、、笑
この時は同時期に受験した友達とも話して、通常より少し難易度が高かったような気がします。
午後
午後は以下の結果でした。
大問 | 配点(%) | 正答率(%) |
情報セキュリティ | 20 | 100 |
選択問題① | 15 | 100 |
選択問題② | 15 | 86 |
アルゴリズム | 25 | 64 |
ソフトウェア開発(表計算) | 25 | 64 |
合計 | 100 | 80 |
スコアは狙った通りの点数が取れたました。
アルゴリズムはあまり対策せず、過去問では50%超えることはほとんどなかったですが、本番で60%超えてラッキーでした。
点数的には合格水準だったので、この時は喜んで自分にご褒美を与えたのを覚えてます。(不合格になるとは予想だにせず、、、)
試験の概要
午前午後の簡単な概要のみ記載します。
問題数 | 時間 | 合格得点 | 受験形式 | |
午前 | 80問 | 150分 | 60点 | 4択 |
午後 | 5問 | 150分 | 60点 | 必須問題2題/選択問題3題 |
詳細は基本情報技術者試験ドットコムでご確認ください。
当時のスペック
当時の自分のスペックとしては
- 大学は非情報系(経済学部)
- エンジニア歴10ヶ月
- テスト範囲に関する知識は業務で学んだ部分が少し
と言ったところでしょうか。
実務経験は1年弱あったので、勉強すると聞いたことある!このことだったのか!と言う部分は多々ありました。
勉強期間
私は心配性なので、実務経験があった割には、少し多めに勉強していたかもしれません。
6割の合格点を取るのが目的ならもっと勉強時間を減らしても問題ないと思います。
イベント | 時期 | 勉強時間 | 状況 |
勉強開始 | 4月中旬 | 合計100時間 | 転職直後だったため、午前試験まではハードだった |
午前試験 | 6月前半 | 50時間 | 本業のキャッチアップと半々 |
午後試験 | 6月後半 | 50時間 | 午後は基本情報の勉強に専念 |
CBT形式になってからは、時間枠さえ空いていれば日程変更が可能なので、不安があれば受験時期を延長しても良いと思います。ただ、受験可能最後の2週間はほとんど満席で変更が効かない場合があるのでご注意ください。
勉強方法
ここでは私が実際に行った勉強方法や、書籍、利用した教材をご紹介します。
午前対策
午前試験に関しては、結論 過去問をひたすら解く! 6割超えを目指すだけならこれでOKです!
ただ、それだと勉強する意味が半減してしまうので、以下をおすすめします。
- キタミ式を1周読み、わかりにくい点だけ熟読する
- 基本情報技術者試験ドットコムの「過去問道場」を解きまくる(8割を数回取れれば大丈夫)
- 「過去問道場」で間違えた箇所をキタミ式で復習
- 2と3のループ
過去問を解きまくる理由としては、午前試験は過去問と全く同じ問題が4割ほど出題されるため!です。
実際に過去問を解いていると、同じ問題が多々出てきます。1問でも多く解けば本番で見たことある問題が増えます。
午前は問題を解いて、間違えた部分を復習する!この繰り返しで合格を目指しましょう。
午前試験対策で利用した教材
キタミ式
とにかく分かり易い! イラストが多く直感的に理解できるのでおすすめです。
[スマホアプリ] 令和2年春対応 基本情報技術者試験 午前問題集
隙間時間や電車内で学習できるので私はかなりお世話になりました。
基本情報技術者試験ドットコム 過去問道場
基本情報を勉強するにあたって一番お世話になる教材です!本番を想定して練習できるので可能な限り多く解けるよう取り組みましょう。間違えた問題も記録できるので、苦手分野を作らず満遍なく得点できるように対策するのが良いかと思います。
午後対策
午後試験は過去問と同じ問題が出る可能性がかなり低いため、勉強時間が足りない人は戦略を練る必要があると思います。
とある年度の合格率です。
- 合格率 :
22.2%
- 午前試験だけの合格率:
47.0%
- 午後試験だけの合格率:
26.1%
見てわかる通り、午前より午後の方が合格率が圧倒的に低くなります。
午後試験の合格のポイントはどの選択問題を選ぶか!にかかってくると思います。
まずは問2~5について見ていきましょう。
大問 | 分野 | 出題数 | 配点 |
問2~4 | ・ソフトウェア、ハードウェア ・データベース ・ネットワーク ・ソフトウェア設計 | 4問から3問出題 | 各15点 |
問5 | ・プロジェクトマネジメント ・サービスマネジメント ・システム戦略 ・経営戦略、企業と法務 | 1問出題 | 各15点 |
問2~5で合計2問選択します。
結論から言うと私は
データベースとソフトウェア設計の学習を行い、ソフトウェアハードウェアは基礎的な問題のみ学習する!という方法を取りました。
理由を順に書いていきます。
問5
問5ですが、ITの問題というより国語の長文に図が混じっているイメージだったので、読解や図解が得意な方はこちらを選択されて良いと思います。私はより業務に直結する基礎知識を学びたかったため、こちらは最初から選択肢から外しました。
続いて問2~4を考えていきます。
ネットワーク
情報を集めると、どうやらネットワークは難易度高めの問題が出題される可能性が高く、ジャンルもさまざまな分野から出題されるため、選択するにはギャンブル性が高いと感じ、選択肢から外しました。
データベース
過去問を見てみると、データベースの出題頻度が圧倒的に高かった、かつ、実務に直結するので手厚めに学習しました。こちらは点数も安定するので、おすすめしたい選択問題No.1です。
ソフトウェア設計
ソフトウェア設計は、パラパラと過去問をみると満点は難しいですが、安定して7割程度が取れる感じだったので、学習する事にしました。
ソフトウェア・ハードウェア
残りのソフトウェア・ハードウェアですが、過去問を確認すると難易度が低い時、高い時の差が激しいです。避けるべきかと思いましたが、難易度が低い時はかなり解きやすく、簡単な問題が来た時はこれを選択できるよう、基礎だけ勉強しました。
当日選択した分野
当日はソフトウェア・ハードウェアとデータベースを選択しました。
結果としては勉強方法が当たり、当日は簡単なソフトウェア・ハードウェアの問題が出題され、満点を取る事ができました。
選択問題は合う合わないがありますので、過去問を簡単に解いてみてどの選択問題が自分に合いそうか試してから学習する分野を決めてましょう。
問7~11
続いては問7~11を見ていきましょう。
大問 | 分野 | 出題数 | 配点 |
問7~11 | ・C ・Java ・Python ・アセンブラ言語(CASLⅡ) ・表計算ソフト | 全体から1問選択 | 25点 |
こちらは結論から言うと、C、Java、Pythonを実務で使っている人はその言語を、未経験もしくは実務で該当の言語を使ってない人は表計算を!が良いかと思います。
私は実務でPHPを使っていて、Pythonを見てみましたが、印象としてよくわからねぇ、、、だったので表計算にしました。
前職でエクセルを使っており、表計算はエクセルに近く直感的に判断できる部分があり、記憶するべきことが少なかったため表計算を選択しました。
表計算はよく出る関数を一通り記憶すれば、あとは過去問を解くだけで問題ないです!
関数はこちらのWebサイトを利用して学習しました。
データ構造及びアルゴリズム
アルゴリズムは得点が伸びる人、伸びない人が別れる問題です。
私はアルゴリズムは過去問を解いていくと、時間内に解くのは難しいと感じ、解答を見てもよくわからない部分があったので、高得点を狙うのを諦めました。
ただ、比較的難易度の低い問題が2,3問は出題されます。そこは確実に得点できるよう、最低限の対策は必須です。
当日は勘が冴え渡り、6割取れたのはラッキーでした。
情報セキュリティ
情報セキュリティは出題パターンが決まっているので、過去問を見てパターンを潰していけば安定して得点を取ることができます。
- 暗号と認証
- 情報セキュリティ対策
- ネットワークセキュリティ
- サイバー攻撃
ほとんどの場合が以上4つの分野から出題されます。高得点が狙える大問なのでしっかり対策しましょう。
午後試験対策で利用した教材
関数の使用方法をまとめたWebサイト
関数の使い方はこれだけでマスターできます!
基本情報技術者試験 過去問ドットコム
午前でも出てきた、過去問ドットコム。午後でも必須アイテムです。
表計算やアルゴリズムは問題文が長くスクロールするだけでも時間がかかります。当日焦らないためにも、ここで慣れておきましょう。
情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[午後]
分野ごとにまとめてられており、出題される可能性が高い順番で対策が可能です。
効率よく勉強したい人にはおすすめの1冊です。
過去問の点数推移
過去問を解いて実際に私が獲得したスコア(%)を記載します。各大問ごとで問題数を均等割して四捨五入しているため、正確な点数ではない点だけご了承ください。学習していない部分は「-」にしています。
年度が新しい過去問から受験していきました。
午前は2週目もしましたが、2週目はほとんど9割近かったため。割愛します。
合格ラインの水準としては午前午後ともに過去問で8割取れるかどうかが1つの基準と言ったところでしょうか。
年度 | 午前 | 午後 |
令和元年 | 55 | 40 |
31年春 | 52 | – |
30年秋 | 65 | 48 |
30年春 | 68 | 60 |
29年秋 | 68 | 74 |
29年春 | 72 | 86 |
28年秋 | 80 | 82 |
28年春 | 78 | – |
27年秋 | 86 | – |
27年春 | 84 | – |
受験して感じたこと
よくTwitterでも言われているように、Web系では資格は重視されないため、取得自体はそこまで意味を持たないかもしれません。
ただ、エンジニアとして最低限知っておくべきことが網羅的に勉強できるため、受験の有無は置いといて、勉強しておくと知らずに恥ずかしい思いをする場面が減ると思います。
転職活動の際にもコード書く意外にも勉強している証拠として評価してくれる面接官も一定はいます。
基礎に不安がある駆け出しエンジニアの方は、ぜひ勉強して取得されてはいかがでしょうか。
おまけ
おまけとして、合格点を取ったのに不合格になった理由をご紹介します。
結論から言うと、選択問題のマーク漏れ。
受験直後のスコアはどの選択問題を選択したかのマークが漏れていても採点されるため、気づいておらず合格したことに満足していました。
しかし、スコアが実際に送られてくると必須問題のみ解答したことになっていました。
ミス発覚後Twitterを見ていると、同様の選択漏れをしている人が多数いました。
それもあってか次回受験した時は選択漏れがないように、選択が漏れていると注意メッセージが表示される仕様に変更されてました。
自分に非があるとは言え、最初からその仕様にしといてくれ、、、(泣)
2回目受験の時は合計10時間も勉強してなかったですね。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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