はじめに
2021/4にAWSソリューションアーキテクトアソシエイトを受験して合格しました。
点数は画像のように、ギリギリ、、、笑
あと1,2問間違えたら不合格ですね。
1週間でSAA合格!!のような記事が複数存在しますが、私には無理でした。
しっかり時間をかけて勉強し、以下に該当する人に読んでいただきたいです!
- SAAを受験しようと考えている
- SAAってどれくらいの時間勉強が必要か知りたい
- 転職に役立つ?
- 模擬試験何%取ってた?
私はAWSのSAAをエンジニアとして実務経験半年、AWSの実務としてはS3を触った程度。
ですので、エンジニアとしての経験が浅い、AWSの実務がほとんどない。SAAはこんな方でも合格できる試験となってます。
この記事では当時の勉強時間や、使用した教材、模擬試験の点数推移などをご紹介できればと思います。
当時のスペック
合格当時のスペックは以下の感じでした。
- エンジニア歴半年(サーバーサイド)
- インフラほとんど触ったことない
- 未経験から転職時は、EC2にわけわからずとりあえずデプロイ
- AWSの実務経験はS3に画像をアップした程度
EC2やS3が何をしているかぼんやり把握している程度で、他のサービスは名前を聞いたことある、、、
このような程度の状態でした。
勉強時間
勉強時間はざっくりですが下記の表ぐらいのイメージです。
正確に計測したわけではないですが、およそ80時間程度でした。
状態 | 勉強内容 | 勉強時間 | |
2月 | 転職活動と並行 | 書籍、Udemy | 20時間 |
3月 | 転職活動と並行 | Udemy、模擬試験 | 40時間 |
4月 | SAA勉強のみ | 復習、本番 | 20時間 |
勉強方法
次は勉強した書籍や、Udemyの講座をご紹介します。
ざっくりですが、何にどれくらいの時間を使ったかも記載していきます。
書籍で学習
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第2版 [ NRIネットコム株式会社 ] |
改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ー アソシエイト教科書[SAA-C02]対応【電子書籍】[ 鳥谷部 昭寛 ] |
図で丁寧に説明されている部分もあるので、効率よく学習するにはうってつけの書籍です。
上記2冊で10時間程度学習しました。
Udemyで学習
SAAの対策はこちらのUdemy教材と模擬試験を何度も繰り返す方法を取りました。
ハンズオンを軸に学習する方が、実務を考慮すると良いですが、試験に合格するという点だけを考えるとこちらの教材がおすすめです。
ハンズオンは時間をかけて試験範囲を学習するコンテンツであるのに対して、こちらは試験問題とその内容のみを学習することで効率的に試験範囲を短時間で学習することを目的としております。
取り扱うサービスの数、また個々のサービスの説明も圧倒的に多くなっており、学習範囲としてはかなり内容が異なっています。
あとは動画教材でインプットした内容を、模擬試験形式でひたすらアウトプットして試験形式に慣れていきましょう。1週目は正直半分以下の点数しか取れずに心が折れかけますが、模擬試験は言葉を変えて同じような問いが多々存在します。
書籍以外の勉強時間はとにかく問題を解き、間違えたところは動画教材で復習しました。
間違えた問題はなぜ間違えたのかを潰していき、2週目で75%を超えるよう復習していきましょう。
1つの模擬試験で65問出題されます。すべての問題を理解するには少なくとも5,6時間はかかるので、余裕を持って取り組むことをお勧めします。
Udemyの模擬試験点数推移
模擬試験の点数推移はざっと下記の表のイメージです。本番のテストでは採点されない問題や、傾斜配点等があるかもしれないので、一概に正しい得点率ではないことはご了承ください。得点した問題数を出題数で割っただけです。
1回目は自信を持って解答できる問題は2割程度でした。ただ、問題を何度も解くと、同じような問題や、パターンが把握できます。
間違えた問題は書籍や、動画で該当の箇所を復習し、同じ問題では2度と間違えないように対策しましょう。
個人的な印象ですが、本番の難易度は模擬試験より少し難しく感じる程度でした。
1回目得点率(%) | 2回目得点率(%) | |
模擬試験① | 46 | 80 |
模擬試験② | 36 | 68 |
模擬試験③ | 33 | 75 |
模擬試験④ | 48 | 78 |
模擬試験⑤ | 56 | 82 |
模擬試験⑥ | 46 | – |
工夫した点
勉強する際に2点工夫したところをご紹介します。
AWS Well-Architectedを抑える
1点目として、Well-Architectedを抑えるのがポイントです。
アソシエイト試験はAWS Well-Architected Frameworkで提唱され ている5つの設計原則に沿った試験範囲になっています。
- 運用上の優秀性
- セキュリティ
- 信頼性
- パフォーマンス効率
- コスト最適化
また、ベストプラクティス11の原則も提唱されています。
このWell-Architectedとベストプラクティス11の原則を抑えて、問題を解く時もこの観点を意識することで理解が速くなり、合格へ近づきます。
出題割合の高い分野に時間を割く
2点目として出題割合の高い分野を集中的に勉強しました。
SAAでは分野によって出題割合に大きな差があります。あまり出題されない問題に時間をかけるのは勿体ないです。
こちらのUdemyの教材は出題割合を分析して、頻出問題から順番に解説してくれています。
実際に模擬試験でも本番でも出題割合が高い問題が多く出されました。可能性が高く、苦手とするサービスを中心に勉強するのが良いかと思います。
さいごに
SAAはAWSの実務未経験者でも丁寧に学習をすると合格できる資格です。
ただ、資格を取得しても実務でAWSを触ろうとしても全然わかりません。。。単語はわかるので会話はできるようにはなります。
実務で役立だたすには、やはりハンズオンで何かしら実際に作り、いち早く実務で設計、運用するのが良いかと思います。
転職サイトに取得資格として記載しておくと15社に1社くらい触れてもらえます。勉強熱心ですね、や、AWSの知見があるのでご連絡しました。と言うような文面がスカウトの文章に記載されるイメージでしょうか。
AWSの基本的な知識や設計思想は学習できるので、インフラエンジニアやAWSの知見を深めたい方はぜひとも受験いただければと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも受験する方の役に立てば幸いです。
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